Lesson#246;製品に対する責任を製造者に保障させる制度。

 あくまで実数比較ではない、僕個人の見解と言うか思い込みとして、東京芸大を卒業した器楽奏者はその道のプロフェッショナルとしての実力が認められているとして、それゆえの社会からの評価もあるでしょう。雇用の機会とか。
 一方、総合大学における一分野を卒業した多くの人間には、その道のプロフェッショナルとしての実力が認められているとして、それゆえの社会からの評価もあるでしょうか?雇用の機会とか。
 そりゃ、音楽の世界も厳しい。のでありますが、後者の多くは学生時の専門性が生かされる形ではなくその後の人生が決定されます。これは個人の問題だけではなく、社会的な投資としても、かくあるべき形なのでしょうか?
 僕の敬愛するミュージシャンの方は外語大を出ながら、現在永住権を獲得するための言語の習得に四苦八苦なさっています。少なくとも芸大の音楽科の卒業者が音楽のスペシャリストであると言う認識を顧みるに、外語大の卒業者が言語のスペシャリストではなく何なのでしょうか?
 こういった話が議論の飛躍であり、一概の双方を比較できることではないのですが、社会通念上、大学と言う似たような構造をとりながらも、結果としての産物に大きな開きがあることは、なんと言うか釈然としないものがあります。