Lesson#230;それは生理前の女性のための(すなわちシャーマニックな)

みなさま、NHK教育で絶賛放送中の「エリンが挑戦! にほんごできます。」と言う番組をご存知でしょうか?番組の主人公エリンこと豊田エリー氏が留学生として日本の高校生活を送る中で日本語を学んでいく、と言う体のストーリーです。この番組木曜の夜にやっているのですが、僕は過去その翌朝の目覚ましテレビで最近話題のグッズを豊田エリーさんが流暢な日本語で紹介すると言うものすごい現実に遭遇したことがあるのですが、実はそんなことに驚いたりげらげら笑っていたりしてはいけないのですよ。なぜならそこはNHKの思う壺、タイトルにある通り、エリンこと豊田さんは「にほんごできます」と明言しているのですから。ちくしょう、NHKめ。製作者は、こうやって人の揚足を取った感じで、鬼の頭を取ったようにヒヒッと笑っている僕を嘲笑しているのだろう。うう口惜しい。
 と言うNHKとの嘲笑合戦が熾烈を極める毎日が続いておりますみなさまこんにちはこんばんはおはようございますありがとうございますすいません、二宮 聡です。
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 この国では貨幣を通して価値の移行というものは起こらず、消費のみが起こる。脆弱な修正資本主義は行き着くどん詰まりとして、そういった崩壊路線をとるしかなくなったのである。古い日本では価値は等価に取引されていたし、その価値が流動的であったとはいえ市場全体が今より健康であったのは、続出する現在の社会病理から見て確かだろう。
 この現実がとても悲しく、健全な労働から若者を阻害する大きな要因であると言える。消費の現場と生産の現場の密接なリンクは、システム由来のもの以上に、精神に影響を与えているのだろう。とどのつまり、薄っぺらな消費のための生産が自己の労働の価値を下げてしまうのは、いきおい硫化水素ガス自殺なのかもしれない。
 僕よりも5歳、10歳若い世代では生まれたときから構造的に成熟したネット社会が構築されており、ネットとの乃至ネット上での他人との付き合い方を実地に創造していくことになった。トライアンドエラーの現場では多くの悲劇が回避不可能であり、誰がチッソの過失を予見できたであろうか?と言う問いから、現代的な昨日から今日への乃至今日から明日への遷移の速度を計測しなおさなければならなくなったと思われる。
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 ここで唐突ですが、ちょっとした心理テストをしましょう。
さぁ、目を閉じて想像してみて下さい、眼の前に、あなたの家にある引き戸を。リビングや、廊下などパブリックなスペースに自身を置き、より小規模なスペースを扉の向こうに見る形で。では、あなたの前のその引き戸は開いているでしょうか?それとも閉まっているでしょうか?もしも開いているとしたら、その引き戸は何割がた開かれていますか?
 これでわかるのはセックスへの理解度です。それはどれほどセックスに興味を抱いているか?と言うのではなく、きちんと咀嚼し嚥下できているかと言う度合いであります。この引き戸と言うアイテムの指し示すところは、家族のセックス(一般的には両親のそれ)を象徴しています。

中田あすみはいいなぁ、女の子の割りに太い声が。