Lesson#183;沈黙に勝るもの〜僕と彼女の絆、もしくはジョアン・ジル

もうどうしようもないくらいどうでもいい感じだ。これで音声が吹き替えだったなら間違いなく日曜九時から放映されてるものと何の差も無い。もしかして僕が見逃した最初5分にとっても重要な全編に渡る伏線が張られていたのかもしれない。とも思うのだけれど、最初5分を見逃してしまったことも、テレビで放映される映画感満載です(ザッピング中に映画をやっているチャンネルを見つける→視聴開始。と言う流れ)。やはりこの国では白人×英語×ハリウッドはまだまだ有効なようです、惑わすのに。
なんとなく億劫になって、芸術一般に対する感受性の低下したとかTSUTAYAが遠くなったとか、そういった理由で映画を“見せられる”機会ばかりの今日この頃なのですが、知人から頂いた試写会のチケットで見に行った映画『ディスタービア』。よく出来た―理路整然とした―サスペンスであり、ちょっとした恐怖を伴いながら着実に核心に近づき、途中青春映画にありがちな恋愛を挟みながら、最後はドロドロの惨事の中での正義の勝利。と言う流れでしたが、もう何の(僕の)感情の起伏も起きない。それはまた、良く出来ているからこそからなのでしょうが。

ジョアン 声とギター

ジョアン 声とギター