Lesson#166;ターンテーブル・クッキング。

 こりゃ有りか?無しか?、つったら“うり”だな(笑)。などとペプシの新作を飲んだ感想が駄洒落になっているなんてことがありそうでなさそうな今日この頃です。胡瓜を齧りながらペプシコーラを飲むとこんな味がするのかぁ〜、と言うパラドキシカルな感慨よりも先に下らない洒落を言ってしまいました。胡瓜と同じ瓜科(博物学においてそういったカテゴリーがあるのかどうか無学故存じ上げないのですが)であるメロン(博物学において瓜科が存在するかも怪しいのに、メロンがそこに属しているかどうか?と言うのは推し量り様も無いわけですが)のような風味が感じられる。しかしギリギリのところで“青臭い”と言う判定を下す人も多数存在するであろうこの飲み物。複雑すぎて何がなんだかよくわからない摩訶不思議な味です。
 そうは言っても実はアメリカで言う所のCucumberは日本の胡瓜とは―その単語の第一音節が発音記号のkで始まると言う相似点がありながらも―全くの別物で、この味が大正解と言うことなのかもしれませんね。この味が前述のようにCucumberを齧りながら飲むペプシ、摩り下ろしたCucumberをペプシに混ぜたものをガーッと一気に飲み干す、Cucumberの中をほじくってストロー状にしたもので啜るペプシ、夏の日差しの中Cucumber畑で農作業をしながら渇いた喉を潤すペプシ、博物書の瓜科の挿絵としてCucumberを描いているとき机上においたペプシの入ったコップを倒してしまい折角の精巧なスケッチが台無しになってしまったときの香りの記憶、その他諸々のCucumberとペプシコーラのマリアージュを想起させるに十分足るのだとしたらたいしたものです。

 え〜、そんなわけで今聞いているのは昨日に引き続きこれ↓

Cobra

Cobra

 これ、二枚組みだったんですね〜。昨日はDisc1を、今日はDisc2を。Disc1はスタディオでDisc2はライブ。これは即興演奏の特色でもあるとは思うのですが、スタディオもライブもこうして録音しちゃうと一聴同じように聞こえます(一応双方無編集でと言う前提の下)。でもやっぱり違うんだけどね。
 内橋和久さんと言うギタリストの方がいるんですが、この盤で聞けるBill Frisellの音と内橋さんのギターの音って似ている気がします。きっとシングルコイルの割とクリーンなトーンって言うのが。