Lesson#139;決して願いを聞き入れてくれない流れ星が、

 オーストリアからのクリスマスカードが届き、ピンクの蛍光ペンで書かれたハートや星に彩られた文章が非常に愛らしく、さらにつづられる文字自体がなんとも流麗であるのが素敵だなぁ、もうこの際カードのデザインが酷くても何も言うまい、この文面(前述の装飾や文字自体の美しさが表す、文字通り“面(つら)”)が幸せなクリスマスを僕に届けてくれそうだ。などと海外へ語学留学中の友人(女性)からの手紙を受け取って大騒ぎしてしまいました(本当に受け取った瞬間は『ギャー!』って叫んじゃいましたよ・笑。意外性とかで)。
 いまさらクリスマスが今週末に迫った所で、何の心情的起伏も起こらないと言う末期症状を、僕の心は示しています。こうなったらサンタに真剣にプレゼントを要求してみましょう。僕が今一番欲しいのはジミ・ヘンドリックス仕様のフライングVであります。限定品です。サンタさん、今すぐ楽器店に駆け込んで確保してください。北欧地区の楽器市場に何本出回っているのかは定かではありませんが、全体の生産本数から考えるにすぐなくなってしまうでしょう。
 ジミヘン。ギター小僧にとっては永遠のヒーローであります。ラージヘッドストラトキャスターかこのフライングVか。どっちでも良いんだけれど下手にストラトなんて弾いてると90年代が忘れられない人、90年代ノットデッド派と取られかねないので、なんとなく倦厭しがちなのです。なのでフライングVを強烈に所望する訳です。実はリリー・フランキーさんが東京ムードパンクスで弾くフライングVが意外にカッコよかった、って言う流れもあるんですけどね。とりあえず異端である、と。
 ところで、サンタさんの資金源がどういったものか存じ上げないのですが、100万もするギターなんて大丈夫なのでしょうか?



本日の祈りは、チュニス近郊で割礼を済ませた男児達へ。彼らが素晴らしい男性、とその究極である威厳ある父、になれますように。