Lesson#103;キャッスル・ロックに付く血糊。

何故でしょうか、昨夜のMステの山田優氏のことを思い出しております。僕は彼女が元々は歌手・ダンサー志望だったにもかかわらず紆余曲折を経て5つも6つも年上の女性相手にカッコいい系OLとして紙面上にて対決するに至り、最終的にはその大数によりかわいい系に回収されてしまったらしい(エビちゃん←ここに載ってる情報の鵜呑み、ですけどね。要詳細調査ですが・汗)と言う経緯を知っていたので、ついに彼女の本望を事務所側も容認したのだろうか、おめでとう山田さん、と思いつつ聞い(見)た所、がくっと腰に来るほどのずっこけでした、諸々の方向性に。
登場した瞬間の衣装からして『う〜、もしかして、あ〜…』と何とも言い難い不安感。彼女の出身地が(姓がこの国において一般的過ぎるものであるにもかかわらず)沖縄、しかもアクターズスクールから輩出された、と言う経歴が首から下しか見なかったらそれが安室奈美恵にしか見えない。曲も、聞いててなんだかこっぱずかしい感じです。あったような気がする、こんな曲、と言う既視感。乃至腰砕け。
今の日本がああ言うモデル(これは“ファッションモデル”の略語としての“モデル”とかじゃなくて、一つの形としての“モデル”です)を必要としてるんでしょうか?端的に言うと商業的な成功が訪れるか、と言うことですけど、彼女に。僕は難しいじゃないかと思います。と言うか、前々から彼女のこれからが心配で心配でたまらなかったんですね同世代(と言うか学年暦的には同級生なのです)の若者として。彼女の今後がどこに行くのかがまったく持ってわからなかったのです。先行き不安、と言う感じで。僕が心配しているとは言っても、自身の将来への不安を彼女に投射しているに過ぎない、のなら彼女の今後も安泰でしょうが。若くしての成功は必ずしも良い結果を生まないのだ、と思うのですね。たとえば蛯原友里氏や押切もえ氏、両氏に関する磐石感が山田氏には希薄。彼女達がセレブ婚などをするのが想像に難くないのに対し、山田氏の将来は限りなく不定形でモヤモヤしたものしか想像できない。
常人の予想に反して彼女がアクロバティックな人生を送る以外に人が羨む、そして僕が『よかった、よかった。うん、うん…(涙)』と思えるほどの結末を得るにいたるのは、やはり障害が多いように思えますね。
かといってどうすりゃ良いんだ、と言われりゃ何も思いつかない貧困なショウビズ界への知識しかないのです、ごめんなさい。
ただのバカの世迷言ですが。