Lesson#42;ケミカル・ウォッシュの為の涙

どんなに君が、他人から気が悪くなるようなことを言われたって、僕がいつでも励ましてあげる。常識が無いとか、男みたいだなんて言われたとしても。君が他の誰かと同じような考え方しかしなくなったら何の魅力も無い娘になってしまうし、僕は君がとっても可愛いらしい女の子だ、と心から思ってる。朝のワイドショーに出てるおばちゃんのコメンテイターに似てるとか、それで彼氏が出来ないなんて、僕は思わないよ。いつでも君は若々しくて僕にとっては眩しいくらいだし、一緒に遊んでくれる男の子が居なくてとても寂しいときなんかは、いつでも僕が飛んでいってあげるから。こうやって君に対してメッセージを書いているのは、今僕がとてつもない不安で泣くのと笑うのを繰り返しているから、です。君はとても忙しそう。そんな君に僕は『頑張って』とか、つまらないことしか言えないくせに『会いたい』なんて言ってしまう。不安で心細いときに、君の明るい笑顔を見たい、一番僕を理解してくれる存在を近くに感じたい、とまるで幼児みたいな欲求に駆られてしまう。よく言う“気持ち悪い”といった不定形な感覚に二、三時間も包まれていると、それが快感であると錯覚し出したり、あまりの不安で意識や体が萎縮して最後は消えてなくってしまって自然消滅的に存在が否定されて甘美な死に行き着けるんじゃないのか、とタナトスにきつく締め上げられる感覚になります。本当は甘えていいような立場じゃないんだけど。
こんなときの一番のヒーリングミュージックがGround-Zeroなのはやはり、その音楽の中に今僕の心の中にある不安を見てしまうからでしょう。大友良英さんってすごいですね。いまさらそんなこと言っても遅いとは思いますけど。よかったら、弟子にして欲しい。彼の。ローディーとしてこき使ってくれてもかまいません。ここに居なくて済むなら。

Last Concert

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