Lesson#23;チェッ!チェッ!チェッ!チェッ!チェッ!チェッ!チェッ!チェ

KAT-TUN『Real Face』
イントロ、語感とアレンジがとんでもないミスマッチを起こしております。メロウな所に“ギリギリ”とか“ブチ破ろう”なんて『カタカナ+濁点』っていうのはやっぱり合わない。なぜかって言うとこれらの音、どんなに頑張っても“はっきりと発音し(され)てしまう”という特性があるからです。G音B音とかはK音H音に比べると聞き取り易い。しかもその音のイメージが優しく無いんですよね。だからメロウってのにはマッチしない。メロウネスって言うのが必ずしも“優しい”を体現するものでは無いのですが、僕らの国のPOPSにはメロウ=激甘と言う関係性が色濃いのです。でもここのメロディーがサビで登場するときはかっこよくなってます。あまりの格好良さ(顔+歌+踊りの全て)に惚れちゃいますよ、男の僕でも(まぁ、バイセクシャルなのでそのハードルは普通の男性よりは低い、そして普通の女性よりは高いのですが・笑)。きっとこのイントロ、後付なんだろうな、メロウな所欲しいよね〜、ってアレンジャーが言ったけど、もう歌詞は上がってるんだよ!とか、やっぱりサビをいじって持ってくるのが展開的に…とかといった事情がこういったアレンジに結実したのでしょう。歌詞以外はOK!OK!なんですけどねぇ〜。
でも昨今のジャニーズのハード路線、行き着いたのはラップ。確か前に嵐もラップしてた曲があったように記憶しておりますが、今回はなんとそのラップしている本人が『ラップ担当です』と自己紹介しています。ラッパーの自覚、と言うものが彼にあるのかどうかは解りませんが、気合(何に対してか?は疑問ですけど)の入り具合はヘアスタイルから読み取れますね。どう見ても“いかつい兄ちゃん”ですね。だってほら、亀田三兄弟の長男もツルッツルの坊主じゃないですか。しかも今日は中居君にKidって呼ばれてるし。格闘家とラッパーはその筋肉量に関して非常に強い親和性があるように思います。まぁThug Lifeですよ。んで、この路線が『アルバムの中で一曲だけラップのみ(もしくはフック以外は全てラップだ)と言う曲がある』程度になるか『デビュー3年目にしてKAT-TUNを脱退。単身アメリカに渡りDr.ドレーのプロデュースのもと変名デビュー(BO-Zとか・笑)。そしてコケる。しかもすごい大コケ(笑)』まで行くのかどうかが気になります(絶対後者は無いですね・笑)。

Real Face (通常盤)

Real Face (通常盤)