Lesson#14;とらわれない心、こだわらない心、かたよらない心。

今日は市の総合図書館に行ってきました。ここね、隣の博物館といい建物が以上に豪奢。日本人のイメージする図書館だとか、博物館なんかのイメージとはかけ離れていますね。今日はあいにくの曇り空でして、ことさら重苦しい雰囲気。そのこちらを威圧するような造りが際立ちます。でもヨーロッパの建築物を体験してきた僕には、そんなもの全然効きませんけど。風が強いのと、人気が少ないのをいいことに『ありえねぇ〜』って叫んでました(ホントに声に出して)。
とりあえずマイルスの自叙伝、近田春夫の考えるヒット1〜4、チャーリー・パーカーの伝記を一冊借りてきました。他にも色々借りてみたい本が沢山あったのですが、重くなると面倒臭いし、何より時間が無かった。何せ閉館一時間前に到着し、貸し出し用のカードを作って、館内のどこにどんな本があるのか把握するだけで半時間、もうその時点で『もうすぐ閉館です。』っていう館内放送。急いでバタバタ借りてきました。旋律とリズムの解説書も見つけたので今日借りた本を読み終わったら借りに行きましょう。書物を検索して“貸し出し中”が多ければ多いほど、やっぱり福岡の文化レベルは高いんだな〜、と実感。大分(“だいぶ”ではなく“おおいた”と読んでください・笑)の県立図書館では菊池成孔氏の本がいつでも好きな時に借りられるような状態だったんですが、こっちでは全て借り出し中。別に彼の本がどれだけ読まれているのか?と言ったことが文化レベルの指標となりうるわけでは無いのですが、リリー・フランキー氏の『東京タワー』よりは“きっつい”本だと思いますよ。それなりの人じゃないと笑えないって点で(僕もよくわかってないんで、何とも言えないけど・笑)。両者とも時代の寵児って感じですが、ベクトルが違うようで一緒なのか?いや近いだろう、と思いながらまったく別の個人で両者を育んだ環境は結構違うのでやっぱり比較対照としては不適切ですね。両者には謝ろう、ごめんなさい。
んで、帰りにそこから一番近くのスーパーへ言ったんですがここでもビックリ。百地と言う土地柄、品揃えが凄いことになってます。とりあえず水がね、沢山あるのです。ティナントのカーボネイトの大瓶、実物を見たことはあるのですが実際に売っているのを見たのは初めて。そして同じくティナントのスティルの1.5リットルも初めて見た、と言うかそんなのあったの!?って感じです。あの500mlがそのまんま大きくなったって言うギャグみたいな入れ物。折角賞取ってるんだからもう少し考えてデザインすればいいのに。まったく別物でも誰も文句は言わないぞ、多分。そんで、マサフィの1.5mlもはじめて見たし。何より一番笑えたのはクリスタルガイザーのワン・ガロン容器。さすが高級所得者が、家族で住んでる地域ですね。独り者は小分けしてある小さい容器の方が便利ですが、家族でなら(ガス入りの水も)でかいので買っても問題ないんですね。
話は変わるけれど、この町の概観って、景観工学では凄いバッシングを受けていましたが、別にそう悪いもんじゃないとおもんですけどね、僕は。そもそも埋め立てられて出来た土地なんだから景観における文化的履歴をどうのこうの言える(もしくは言われる)事はないですしね。図書館前の通りから海側を見やると一番高いビルディングに向かって収束していく感じは“なんとか連峰”って趣でおもしろいと思うんですけどね。実際は自然の景観を取り入れると海から内陸に向かって高くなるってのになるから、ここの景観は内の先生に言わせるとバッテンバッテンバッテン(ガッテンガッテンガッテン・笑。もしくは凄い博多人・笑。単なる“×(ペケ)”なのですがね・笑)の赤点で単位は出ないでしょう。
僕もいつかはこんな町に住んで、高い炭酸ミネラルウォーターを飲みながら、高い(実際の“高さ”も、経済的な“高さ”も)集合住宅の一室から、憂国の士よろしくNEETなどのこの国の抱える問題を解決しようと、文化を捏造する。とかやってみたいですね。チョーおもしろいぞきっと(って僕だけだろうけど・笑)。