Lesson#12;“God”を逆さに綴ると“Dog”

はいはい、昨日色々とホワイトデーと、そのイブ的イベントである贈答品のチョイスについて書いておりましたが、決めました、どこで買うか。まぁ、受け取る人がここを見ている可能性が若干ございますので伏せておきますが、福岡のデパ地下で調達する予定。“うひゃ〜”って言いながら買うでしょうね(常軌を逸する行為が、その結果が自身にとって正であろうと負であろうと、気分の高揚を伴うという性癖)。とりあえず下調べの為に一度お店に赴いてみようかと思います。何人かの女性からのヒアリング調査結果、『今流行の“スィーツ(散々使ってきたこの単語。いったいいつからわが国に定着したのでしょうか?)”で良いんじゃない?』と言う、こう書いちゃうと何か僕の相談を軽く受け流し『あんたのことなんてどうでも良いにょ〜ん。』なんて思ってる薄情な友達のように思われるかもしれませんが、皆様真剣に考えていただいた結果です。そうは言うものの実を申せば、直接的な決め手になったのは菊地成孔氏の日記なのです。
そういえば昨晩、その女性の内の一人にmixiに誘われました。もちろん(って言うと多数の共通見解のような書き方ですが、この“もちろん”は“僕の性格から言って当然”という意味合いです)丁重にお断りしましたよ。僕にはここ、はてなダイアリーだけで十分です(最高ですよ、はてな。とヨイショしておきましょうか・笑)。理由はあのネットワークに別段魅力を感じないってのと、僕が下手をすると内部から人間関係(そんなものがあそこに存在すれば、ですけど)を崩壊へ導きかねない性格の人間あること、です。人との距離が近くなりすぎると、いきなり手のひらを返したような攻撃性をあらわにして、相手が『ごめんなさい!ごめんなさい!!もう許して!お願いだから!!』と懇願するまでいたぶり続ける、見たいな事を僕は笑いながら、平気で(どころか、半勃起状態で嬉々として)出来ます。『あっ、すいません。』って言う肩がぶつかった時の謝罪を一日に何回もしなきゃいけないような過密状態のコミュニティーなんかに僕の参加を許そうものなら、その結果は満員電車の中で手榴弾を炸裂させるような大惨事です(でも実は、対人用の手榴弾には人体が有効な遮蔽物として機能するので、ごく近い二、三人が被害を受けるだけなのでしょうが)。その上あそこの人たちはきっと他人からの攻撃には不慣れ(ヨーロッパの多くの城塞は戦乱の後に立てられたものですが、最初から壁の中で暮らしていると攻撃への耐性が低くなります。といってもその耐性が強すぎると他人の痛みを理解できない不感症人間を生み出しますからね。他者の持つ痛みへの共感の強度は人間性を図る上で優れた指標である、と僕は静香ちゃんのパパから学びました・笑。結婚前夜、最高傑作の内の一つですね)でしょうから、すぐに自殺者(リアルな“死”では無く、コミュニティーからの脱退です)を出してしまいそうです。
別にそこに参加する方々を嘲笑しているわけではありませんよ。人を馬鹿にする、という行為は自己満足と、対象の涙が必要です。前者はここに『何だよ、友達しかいないネットワークなんて、つまんないじゃん。そんな所でなぁなぁで生きていくなんて、どんだけ弱い奴らなんだよ。京都の“一見さんおことわり”のシステムを安易に他領域で導入するのは無理なんだよ。あれは京都の“品位”があって初めて成り立つシステムで、すごく地域的なものなの。日本で数少ない貴族的階級の存在が許されたかの地の制度が、玉石混合のネット社会じゃ機能不全に陥るのなんて、ちょっと考えれば最初からわかるだろ。』なんて事を書ければ十分ですが、後者はコミュニティーに潜入して初めて成り立つものです。本気で攻撃するほどの興味を持ってはいないのでそこまでするつもりはありません。ガチで襲撃をかけて、革命的な崩壊をもたらそうなんて思っていれば、潜入→同化→地下活動→決起→君主(この場合は実は“民衆”に当たる人々ですがね。これじゃ“民族浄化”だ・笑。ハイル、ヒンケル!笑)を断頭台へ、という手順を踏みますが。あぁ〜、でもNEETが沢山いるならやっても良いかも。
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昨日“ミスティックリバー”を鑑賞しましたが、この映画すんごいつまんない。ハリウッドスターが出てるだけの殺人事件、ですね。つまんないならゴダールくらいつまんない映画にすれば良いのに、中途半端につまらない。いい映画だとは思うけど真犯人がそうそう意外でも無いし、緊張感の高まる所を後半に集めすぎで、こっちのテンションが低けりゃ前半で停止ボタンを押しちゃいますよ。前半に被害者父親の悲哀が集まりすぎてるから、後半とのバランスを上手く取れるように編集し直せば“いつも見てもおもしろい映画”になるでしょう。見たいときに見る映画、では無く。そこがエンターテイメント映画の強度じゃないの?

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今窓の外を見たら綺麗な夕日です。以前ここで、黄昏どきの美しさを描いて(完璧に描ききった、とは言えない稚拙な文章でしたが)みましたが、あのときに比べると大分(←これを見ると反射的に“おおいた”と読んでしまいます)日没の場所が北に移っていますね。春も間近ですね、まだ結構寒いけど。