Lesson#1;フリーマン通りでナンパをしてはいけない

デート、と言う僕にとって、時代が時代なら“武士が戦場に行く”と言うほどの一大事(今そんな風に書いて思い出しましたが『功名が辻』見忘れました、再放送を逃さないようにしなければ)、から帰還してきました。立てた武勇は少し遅いバレンタインデーのチョコレート。Godivaって書いてあるけどなんて読むんだろう?なんていうトレイン・マンな間(笑)など一瞬も無く『ウハッ』と面食らいました。『ゴディバチョコレートからのお願い;ゴディバチョコレートは新鮮で自然な風味を大切にしたチョコレートです。直射日光・高温多湿な場所での保管は避け、(15℃から18℃が適温です。)お早めにお召し上がりください。』だって。えぇ〜、保管法に関しては僕の知る由も無い所ですが、『お早めにお召し上がりください。』の部分に関してはお願いをお聞き入れることが出来ませんでした。すいませんゴディバチョコレートさんm(_ _ )m。うおっ!!箱開けたらまた『保存法についてのお願い』が!!しかも文句が少し違う!!『保存方法についてのお願い;ゴディバチョコレートは、新鮮で自然な風味を大切にしたチョコレートです。涼しい場所に保存していただき(15℃〜18℃が適温です)賞味期限に関わらずできるだけお早めにお召し上がりください』ですって。コピペでは無いですよ皆さん、僕ちゃんと別々に打ってますから。ちなみに箱の中のお願いしてるのは『発売元:片岡物産株式会社』さんです。
そして今日僕は生まれてはじめてのメダルゲームを体験し、この国の若者もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思ったのでした。なぜなら『僕達もう帰らないと行けないんで、良かったらこれ使ってください』とケース一杯のコインを僕らに差し出すカップルが居たからです。『帰らなきゃ…』と言っていたわりには悠然とした足取りでその場を去るカップルに『?』と思っていたのですが一時間後、僕は彼らの真意を知ることとなりました。とりあえず最初にチャレンジしたゲームにはルールの煩雑さ、と言うかそれを理解するのが面倒くさくて惰性でコインを投げ込むことに。これ、絶対店側の策略でしょう。知らない間にコインが減っていく、って言う。
次にチャレンジしたゲーム、には若干のゲーム性を見出すことが出来ました。コインを投入するタイミング・方向、と言う。このゲーム中にデート相手の女性から『この入れ物にコイン山盛りにしたら勝ってる、って事よね?』と言われ『あぁ、そうだね』と答えた瞬間、ここまで店で過ごした時間とコインの減少量を鑑みて前述の『?』が『もしかして…』の変わり始めたのです。
そして三番目のゲーム。もはやここまで来ると『もしかして…』も『やっぱり』に。これ『コインを人から貰って自身の財を使わなかった』と言う特殊な状況からかもしれませんが一向に減る気配の無いコインの山、にゲームの目的がいつの間にかコインを消費しつくすこと、になってしまいました。僕達にコインを渡したカップルも何らかに事由(“ものすごい大当たり”だとか“連れが先に帰る”といった)でコインが異常増殖し『もうどうでも良いや〜、早くチャペココにでも行って一発…(以下自粛)』な心境になったのでしょう。
何とかコインを使い果たし、その後夕食を取るため居酒屋へ。会話の主題は“就活って大変なんですねぇ〜”と言う感じ。就活って自己のプレゼンですよね?僕らの国も何かと言うと『プレゼン、プレゼン』、もしくは『パワーポイント、パワーポイント』な国になってしまいましたね。僕が今まで見てきて所では、プレゼンには嘘や誇張、駆け引きといったものがつき物のようです。正直者には“生きづらい”世の中になってしまった、と言えませんかね、これ。これがアメリカナイズ、と言うならかの国には正直者は居ないってことでしょうか。確かに国際社会での暴挙、それに訳の解らない理由を後付けしてことをうやむやにする、と言う行為は“正直者”にはなせるものではありますまい。またしても嫌米家、のようなことを言っておりますが、僕にかの国を貶めようなんて気はさらさらなくて、むしろ愛情が溢れんばかり、なのであります。以前サーカスCIRCUSに『今年は嫌米家が来る』って書いてあったので、やっぱり“嫌米”はダサいんでしょうね(笑)。
今はアメリカのことなんてどうでも良くて、彼女の就活が上手く行くことを願うばかりです。
ここ(↓)にデート後に僕が彼女に送ったメールを付記しておきます。キャー(> <)恥ずかしい(んなこと、ちっとも思ってない“不感症”です・笑)。

もうお休みになられていらっしゃるでしょうか?だとしたらこのメールが睡眠の妨げとならない事を祈るばかりです。
僕が疲れたレイディーに癒しを与えるデートのお相手として的確であったか不安を覚えるばかりであります。アルコールで必要以上に饒舌になり過ぎ『もっと貴女のお話(愚痴)を聞いてあげていれば』と後悔、です。就活のきつさ、は僕の推し量りかねるところであり、それ自体へのご助力にはなりませんが、何か有りましたらまた楽しいお食事でも致しましょう。いつでもお声をおかけ下さい。
僕は、と言えば久しぶりのビールが対面に座った美女のお陰で、先日冷蔵庫整理の為ひとりぼっちで真夜中に飲んだ発泡酒の1326556874倍(←適当に打った数字ですが、実際にはそれ以上に)美味しく感ぜられました。ありがとうございます。チョコレートも、親族以外の、しかも貴女のような素敵な女性から、という有り難い逸品。心して食させていただきます。
こんな抑揚を押さえた、イギリス紳士もかくや、のお手紙を差し上げていますが内心では『うひょ〜サナエとデートだって!!うわ〜!!しかもチョコまで貰っちゃったよ(はぁと)』と小躍りしたいほど、なのでした。