春吉とかで良い?

は〜いはいはい、荒川静香さんおめでとうございます。僕は昨日の三時ごろまで起きていたのですが、彼女の演技、生では拝見しておりません。じゃあそんな時間まで何をしていたか、と言うとチャップリンの“独裁者”を見ていました。しかも最初の一時間だけ。“これ以上見ていたら明日の昼一時からの教授の呼び出し(そしてその前のY君との昼食)に間に合う自信がないなぁ〜。嗚呼でもこの素晴らしい作品にもっともっと浸っていたい。”などと思いながら映画の続きへの誘惑と(大晦日の紅白の裏番組のように“半分ヤオ・半分ガチ”な・笑)格闘を繰り広げていたら、フィギュアスケートのことなど頭の片隅に追いやられていました。と言うか、それほど興味を持っていたわけではないのですけどね、最初から。なので今日彼女を日記の題材に取り上げるのは、『前々から彼女には一目置いてたんだよね』とか『日本万歳!!日本万歳!!(将軍様万歳・笑)』と言った“俺が一番彼女のことを思っている”な屈折した(恋愛感情にも似た)ファン心理からでも、“天皇様を蔑ろにするな!!現人神でいらっしゃるんだぞ!!”といった国粋主義(ここ、崇拝する対象が大間違いですね・笑。言語、国土、文化、と言ったアブストラクトな“日本”がその対象になるべきですが。まぁ彼が“この国の象徴”なのでそこの所は許してください。右翼の皆様には心からの謝罪を・笑。申し訳m( _ _ )m御座いません)からでもありません。
では彼女について文章を書くため、僕にこうして筆を取らせる(キーボードを打たせる、が正しいのですけれど)ものは何なのか、と言うと簡潔に申せば“フィニッシュ(演技終了時の“キメ”のことです。まことに恥ずかしながら、正式名称は存じ上げておりません)のときの彼女の笑顔”です。今朝目を覚まして朝食のためにと、冷蔵庫の冷凍室からカチカチに固まったパンケーキを一枚出して、それを皿に乗せ電子レンジで解凍する最中、TVのニュースが伝えていたのは“フィギュア日本金メダル”の報。“そういえば昨日の深夜だったな、フリーは”と思い出し“誰が取ったのかしらん?”と画面を見ていたら流れてきた映像は荒川選手の演技のダイジェスト。そして演技が終った瞬間のキメの時の笑顔が大きく映し出されたのです。そのとき“何という事でしょう(From ビフォ○・ア○ター・笑)”僕は凄い勢いで泣き出してしまいました。とうの昔にパンケーキの解凍は終わり“できたよ〜。早くしないと冷めちゃうよ〜。”というメッセージ性を携えた『ピーピーピー』と言う電子音がレンジから発せられている中、僕はそれが耳に入らないほどに、『エグエグ…エグエグ…ゴホッゴホッ…オエ…エグエグ』といったもはや嗚咽をも通り越したひどい有様で、激しい感情を誰に見せるでもなく(嗚呼独り身の悲しいことよ・涙。って泣いてばっか・笑)露にしていたのでした。
その後別の局(毎度お世話になっておりますN○K。滞納分の受信料が如何程になっているのか…もはや怖くて送られてきた封筒を開けることすら出来ません・笑)で彼女の演技をノーカット(無修正、モザイク無し・笑)で鑑賞し、“やっぱり金メダル(っーか、今大会のあれは、メダルじゃないだろ。Y君曰く“五円玉”笑)取る人って凄いな。どっちが左足で、どっちが右足なんだか、もう何がなんだか訳解んない(笑)。”と演技自体は凄く幼稚な精神状態(驚嘆、のみで前述のような感情の爽快な昂ぶりはありません)で見ていたのですが、また最後の彼女の顔のアップになるや涙がぽろぽろ(思ひ出…笑)。
この一連の“涙”には説明のつけようがありません。若干、ナショナリズム・栄光への努力といった涙を誘発する成分を見出すことは可能ですが、その程度のものであれほどの号泣はありえませんよ、特に僕みたいな人種にとって。むしろそれらの誘因は攻撃の対象ですらあります。そして“自分で自分の感情が説明出来ない/しかも知覚範囲を振り切った”という状況がある種の爽快感を僕に与えたのです。
この状況を誰か精神分析に長けた人(一般の心理学者、よりも犯罪心理学の専門家の方のほうが僕にはフィットする気がしますね。勘ですけど)に解説をお願いしたいですね。僕の潜在意識で何があったか?その原因は何か?と。
そりゃさ、顔だけ見ればミキティこと安藤美姫選手の方が良いよ。あのお鼻がマイケル・ジャクソンのそれに似ているけれど、そんなのたいした減点要因じゃないって。だってマイケルが整形してまでして手にした“美”を彼女は生まれつき持ってるってことになるんだからさ(これは僕が勝手に思ってることだけど、彼女の鼻がマイケルのそれに似てるってことを指摘&発表してんのは僕ぐらいじゃない?笑)。年だって若いし。そっちの笑顔の方が性的欲求だって満たされるだ。でもそんなことお構い無しに、僕に涙を流させ、今日一日爽快な気分でいさせ続けたんだからやっぱり“彼女の笑顔/演技/金メダル”の強度は相当なもの。四年に一回くらいこんなことが有っても良いかもね。

Viva Olympic!!(今調べて初めて知ったけど“Viva”ってイタリア語だったんですね。恐るべし我が潜在意識・笑)