読書感想文

チャールズ・ブコウスキーの『町でいちばんの美女』を入手しました。短編集なので、眠る前に一話一話読んで行こうと思います。昨夜は表題作『町でいちばんの美女』を。なんというか感慨深い作品です。色々な感情を僕に喚起させます。何故でしょうか、すごい感情移入してしまいますね、主人公の男性に。なぜ強烈なシンパシーがあるのか?自傷癖のある女性を愛している、と言うことが彼と僕との共通点として大きいと思うのですが、展開的にはラストが印象深いですね。結局相手の問題をこっちはどうにも出来ない、って言う自分の不甲斐なさが言葉になって明確に表現されているのが強烈に無意識かに作用しているようにも取れます。男はどうしようもないですね、僕含め。