Lesson#239;ガス・ヴァン・サント監督「パラノイド・パーク」を見て

 単純にですね、椅子が良いのですよ。落ち着くのよ。ミニシアターがお洒落〜、とかじゃなくて。きっと僕が一番多く映画を見た映画館がそこだからなんでしょうね。しかも思春期に。そりゃ、最も落ち着く場所にならない筈が無い。さらに映画館ですからね。日本における娯楽の一頂。多幸感がその字面からだけで、ひしひしと伝わってきます。
 ので、自然と足が向き、ガス・ヴァン・サントの文字に、ポスターの少年の美しさに、たった一週間の上映期間に、チラシで割引があることに、ぐっと来て見てしまったわけです。
 そこはシネマ5 |大分県大分市の映画館と言う映画館。
 え〜っとここまで前置きです。と言う僕にとっての聖地礼賛。と言うか宣伝ですね。皆さん、お暇でしたら行かれてください。
 
 まぁ、そもそも『パラノイド』って何でしょうかね?パラノイアと何か関係があるのか?
 主人公が事件後シャワーを浴びるシーンがものすごく迫ってきます。もう死にそうになります。見ているだけで。ものすごく移入していくんですよ、彼の感情に。ディレイのタイムがどんどん短くなっていって、ウォーッてなんのね。全般的に音楽には聞き入らされる。
 
そもそもスケーターカルチャーが、僕にとっては魅力的です。
 郊外の大型スポーツショップでセール品の中から何の気なしに選んだ通学用バッグがスケートボードキャリアーだったのが、シンクロニシティですね。

 ボード、買ってしまおうかしら。